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上・中殿皮神経障害

・仰向けで寝ると腰周辺が痛い

・体を後ろに反らすと腰が痛い

・長時間座り続けるのがつらい

・腰から脚にかけてしびれが出る

・斜め前に体を曲げていくと痛みが出る

・歩くときに足を運ぶのがつらい

このような症状を持つ方は、上殿皮神経や中殿皮神経の絞扼(圧迫伸長)があるかもしれません。

ただし、この病態を検査~治療してくれる病院は少ないようです。

理由の一つに、この神経は数ミリと細く、MRIなどの画像で診断できないということがあるようです。

腰痛の1割ぐらいが、上・中殿皮神経の絞扼(締め付け)でおきていると考えられているようです。

手技療法では、末梢神経のマニピュレーションという方法その他で、この神経の施術を行うことができます。

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上殿皮神経障害
胸腰筋膜下を走行後、腸骨稜を乗り越える際に貫通する胸腰筋膜で絞扼されることで腰痛が起こることは、1957 年に報告されている。
腰の皮膚に行く数mmの細い上殿皮神経が傷むことで腰痛を起こす。
全腰痛の14%を占めるとの報告もあるような一般的な腰痛だが、診断~治療している病院が少ない。
片側の障害では、トレンデレンブルグ跛行(中臀筋歩行)がおこることが考えられる。
両側の麻痺では体幹を左右に振るよちよち歩行、動揺歩行がおこる。

上殿神経
仙骨神経叢から起こり中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋に広がる神経。
仙骨神経叢の第4、第5腰神経、第1仙骨神経から発し、上臀動脈、上臀静脈とともに大坐骨孔の梨状筋上孔から骨盤を出る。
ここで上下に分かれ、上は小臀筋に止まり、下は小臀筋と中臀筋に神経線維を広げながら大腿筋膜張筋に止まる。 (ウィキペディアより)
腸骨稜を乗り越えるときに絞扼されやすい。

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中殿皮神経障害
中殿皮神経は、背骨とお尻の上部の皮膚を結んでいる。
人によっては腸骨と仙骨を連結する長後仙腸靱帯 を貫通したり、下をくぐり抜けたりする。
その場合、神経が長後仙腸靱帯で締め付けられ、腰や脚の痛み、しびれの原因になることがある。
疑われるのは、背骨の中心線から外側に約3・5センチ離れた、お尻のでっぱり部分を押すと痛みのあるケース。
長後仙腸靱帯を貫通する中臀皮神経は、S2由来が多く、まれにS1,3,4などもあるという論文もある。
中殿皮神経の絞扼は、上殿皮神経の絞扼の40%に合併するという報告もある。

中殿皮神経
S1 ~S3後枝に由来し、臀部皮下組織に分布する知覚神経。

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○殿皮神経の締め付け(絞扼)があると、歩く時に殿皮神経の通っている腰の部分を押さえたくなる。
これは押さえることで、神経がこすれて痛みが出るのを緩和できるためだと考えられる。

○(以下、株式会社GLAB代表蒲田和芳さんのFacebook記事より)
長後仙腸靱帯は仙骨の後傾に対する制動作用を有しています。このため尾骨が前方に引き込まれると緊張を増します。別の言い方をすると、長後仙腸靱帯は骨盤底筋の単独収縮に対して拮抗する作用を有しています。
   
先日のセミナー受講者でこの靱帯の痛みを主訴とするセラピストと遭遇しました。尾骨が前方に引き込まれており、靱帯は強く緊張していました。仙骨上部を前方に押し込むと、その緊張は低下し、痛みも軽減したことから、仙骨の過後傾が問題であると推測されました。  
 
大殿筋と仙結節靭帯や尾骨筋との癒着が確認され、さらには内閉鎖筋と腸骨尾骨筋の癒着がありました。これらをリリースすると、尾骨は後方に移動し、長後仙腸靱帯の痛みは消失しました。
   
内閉鎖筋と腸骨尾骨筋の癒着は、骨盤底筋の機能低下や骨盤底の様々な問題の改善をもたらします。今回は、この癒着が仙腸関節痛の一因であることを推測させる症状の変化が得られました。
 
 あぐらや長座、体育座りなど、骨盤後傾位での坐位は尾骨を前方に押し込むため、その周囲の癒着を作る原因になると思われます。また尻もちなどの外傷の影響もあり得ると思われます。

パニックのようになり高速道路を運転できない

ここ数年、相談を受ける「高速道路を運転できない」で考えられること。

病院などではパニック障害などと診断され薬を処方されていることもあります。

私の臨床では、40代ぐらいの男性からの相談が多いです。

身体所見としては、肋骨が開いて、つまり胸郭が息を吸った吸気の状態で固定されていることが多い。

これは、実際にご自分で自身の呼吸の吸う吐くの時間を観察してみるとよいです。

おそらく、吸っている時間の方が長いと思います。

ということは、うまく吐くことが出来ない。

生化学的には、二酸化炭素への耐性が低下している状態です。

その状態では、十分に吐く前に吸ってしまうようなことになり、自律神経的には交感神経優位になります。

これにアルコールやカフェイン、肉の多食など加わるなどすると、睡眠時無呼吸やいびき、口呼吸、体のPHのアンバランスなどにつながり、結果的には体のどこかに慢性の炎症を作ります。

いずれ、なにかの病気になることが考えられますが、その前段階として、腰痛や肩こりあるいは上記のようなパニックなどの不調を訴える。

このように考えています。

病気になる前に、何か対策をしましょうと、思います。

カイロでの考え方

脊柱の関節機能障害のフェーズのたどり方)
1:外傷によって、椎間関節が変位して関節の機能障害がおこる
2:求心路から誤情報が脳へ送られる
3:変位した関節を代償するために関節周辺の筋肉に過緊張が起こる
4:関節付着部の硬膜の緊張が起こる
5:関節のハイポやハイパーがおこり異常な関節運動か生じる。椎間板の変性の原因の一つにもなる。
6:関節機能障害は、靭帯、腱、関節包に不適切な負荷を与え、組織の損傷~修復の過程で侵害受容器を刺激する。
7:椎骨に力学的負荷が加わると、うっ血や浮腫が生じ、椎間孔の内径が狭くなり、神経や血管の栄養輸送などの流れが妨害される。
8:反射弓への刺激で、神経と支配部位(器官や血管、筋)との間の情報の送受信が障害される。

関節機能障害が神経に与える影響)
1:適度な刺激に対する生理的反応では、脊髄や脳における神経伝達が活発になるが、関節機能障害が生じると神経の信号伝達が無制御になる。結果的に脳からの反応としては、器官・腺・筋といった標的器官に与える刺激が過剰か過少になる。
2:神経が長期間圧迫されると、神経の変性が起こり標的器官への支配が弱まる。結果として、筋~骨格、知覚、腺の機能などの異常が起こる。
3:神経の変性は免疫不全~組織破壊~機能の制限をおこす。

2016年発行のカイロプラクティックテクニック教本から自分の言葉で要約。

こういったところをカイロでは考えているのですが、科学的研究が十分ではなく、有効性が経験的に証明されているが、「どのようにして」の部分に科学的証明がされていない。

がんばったら報われると思えるのは、そういった環境を作ってくれた人々のおかげ

私が高校生のとき、

担任で社会の先生だったI先生が

「上野千鶴子さんという社会学者がおられるんだけど。一度本読んでみてください。とても面白いから・・」と言われていた。

そこからもう20年ちかく経つのですが、その上野先生の祝辞をネットニュースで読んで、なるほど担任の先生の言っていたことはこういったことかと。。

以下、ジェンダー研究(女性学)の第一人者として知られる、東大名誉教授の上野千鶴子さんの入学の祝辞から。
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あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。

ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。

そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。

あなたたちが今日「がんばったら報われる」思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。

世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

あなた方を待ち受けているのは、これまでのセオリーが当てはまらない、予測不可能な未知の世界です。

これまであなた方は正解のある知を求めてきました。

これからあなた方を待っているのは、正解のない問いに満ちた世界です。

学内に多様性がなぜ必要かと言えば、新しい価値とはシステムとシステムのあいだ、異文化が摩擦するところに生まれるからです。

学内にとどまる必要はありません。東大には海外留学や国際交流、国内の地域課題の解決に関わる活動をサポートする仕組みもあります。未知を求めて、よその世界にも飛び出してください。

異文化を怖れる必要はありません。人間が生きているところでなら、どこでも生きていけます。

あなた方には、東大ブランドがまったく通用しない世界でも、どんな環境でも、どんな世界でも、たとえ難民になってでも、生きていける知を身につけてもらいたい。

大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。

知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらうことこそが、大学の使命です。

ようこそ、東京大学へ。
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クライアントとのかかわり方の種類について

クライアントに対してのかかわり方について、次のような種類を考えることができます。
(術者とクライアントという設定にしています)

・コンサルティング…目標を達成するための戦略と行動プランを術者が考え、クライアントに与える。ビジネス的には料金を高く設定しても、それに見合う結果をクライアントに出せればクライアントは喜んで報酬を払ってくれる。


・コーチング…クライアントの目指している目標を手に入れるために、クライアント自身がその戦略を見つけ出せるように、術者がクライアントと対話し、行動の変容を促す。
ただし、「何かに挑戦したい」「結果を出したい」という目標を明確に持っている人にしか機能しない。

コーチとの対話でクライアントは自分の縛られていた価値観に気づいたり、広い視点で物事をみれるようになる。
その結果として、自分自身の潜在能力と可能性を信じてチャレンジしていけるようになる。
コンサルのように、一つの方法論、解答を押し付けるのではなく、クライアント自身の中にあるリソース(資質)に気づかせ、自発的な行動を引き出す。
ビジネス的には、コンサルのように結果に直結する答えを用意するわけでないので、それほど高額な料金は設定しづらい。


・ティーチング…教師や講師と呼ばれる人が、知識を提供したり、目的に向けての訓練を行ったり、解くべき課題を指摘したりする。教育的な行為全般。
ティーチングは、知識や経験・技術の少ない相手に対しては効果的な手段となる。
ただし、講師の持っている知識やスキルやノウハウを教えるだけで、コーチングしないなら講師以上の人材を育てることは難しい。
また、一方的なコミュニケーションになりやすく、クライアントは次第に受け身になり依存するようになる。


・カウンセリング…現在抱えている問題を解決するために使われる。その問題が生じる原因を探るため、クライアントとともに過去を振り返り、さまざまなことがらについて深く掘り下げていく。
治療的側面と自己実現的側面がある。
コーチングでは自己実現的側面は扱うが、治療的側面は扱わない。
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私たち施術家は、上記ような面を意識的・無意識的に行っていますが、その時に考えるのは、クライアントは何を求めているのか?と自分は何をクライアントに提供したいのか・できるのか、です。

人の体の不調に対してという文脈ですと、その原因を専門的に考察して解決策を考えていくわけですが、決められた時間の中でクライアントに一定の料金に見合った成果を出さねばなりません。

だから、便宜上どこかに線引きする必要があります。

私の場合、クライアントの健康寿命を延ばすということが自分の出来る最大のことかなと思いますので、それを最大の目標としてクライアントにかかわります。
ただし、現場ではまずクライアントの主訴の解決を行い、納得と信頼を得ることを考えます。

そのときにボディ、精神、生物化学などの知識の活用とそのテクニックが必要になります。

ここは、膨大で、何を取捨選択すればよいか、多くの施術家の悩むところでもあります。

私たちはコンサル、コーチング、チーティング、カウンセリング業務を行っているわけですが、かなりの専門性や知的レベルを必要とします。

自分一人で出来ることはたかが知れています。

自分の技能や自分の健康に関して、メンテナンス、アップデートすべて行うにあたって、よい人脈やコミュニティが必要とも思います。

プロフィール

栃谷英樹

Author:栃谷英樹
S48年、奈良県生まれ、しん研良院院長(カイロプラクティックなどの手技療法を行う)

・高校時代…1日5時間勉強の受験漬け⇒自律神経失調症、十二指腸炎
・大学時代…体育会系のクラブとバイト・徹麻⇒慢性の胃痛、喉頭炎
・社会人時代(2年)…長時間労働と麻雀⇒胃痛、不眠症
・自営業と競技麻雀プロ(5年)時代⇒胃痛、肩こり・腰痛、初期肺気腫
・30歳にして自分の健康状態の悪化により競技麻雀プロをやめ、自分の健康を取り戻すべくカイロプラクティックなど代替医療の道へ
・30代…香芝市でカイロ院(しん研良院)開業
・40代…スーパー施術家になるべく臨床、研鑽に日々励んでいます。
・これから…自由自在に人の身体を観て施術できる優秀な手技療法家を目指します

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